サステナビリティ方針

サステナビリティ方針

クオニイツムラーレは、JTBグループの欧州部門である「JTBヨーロッパグループ」のメンバーです。私たちは共通のサステナビリティ精神とポリシーを親会社と分かち合い、サステナビリティ実現に向けて一丸となって取り組んでいきます。

企業の社会的責任に関する国際規格や、サステナブルツーリズムの国際的な基準、及びJTBグループにおける行動規範の内容を踏まえて以下の６つを柱にその具体的な取り組み内容を策定しています。

1. サステナビリティ推進体制と法令や行動規範の遵守

私たちは、グローバル企業としての責任を果たすため、公正かつ透明性の高い経営を推進し、事業を行う国や地域の法令、グループ各社が定める社内規則・規程類定等を遵守し、JTBグループ行動規範に則した行動を実践すると共に国や地域の慣習・倫理観を尊重してまいります。
私たちはクオニイツムラーレのミッション、ビジョン、バリューとグループの使命に沿って、国際的な期待や関心事を常に把握し、世界中のパートナーの視点と価値観を尊重いたします。
JTBグループのサステナビリティ方針やThe JTB Wayに則り、サステナビリティを経営の根幹として位置づけ、様々なステークホルダーの皆様との協働・対話を通じて推進してまいります。

2. お客様とのコミュニケーションを通じたサステナビリティの推進

私たちは、あらゆる場面でお客様により持続可能な選択肢を提供できるよう、お客様とのコミュニケーションやソリューションの提供において以下のことに取り組みます。
私たちは、商品やサービスの提供にあたり、地球環境や事業に関係する地域のサステナビリティに影響を与える情報をお客様へ正確に伝えるとともに、地域におけるサステナビリティに関する情報提供に務めます。
また、事業推進にあたってお客様に対し、安全や衛生面の情報を提供し、サービス遂行上のリスク回避・予防につなげるだけでなく、有事の際は適切に対応します。
さらにお客様に対しサステナビリティの重要性に関する理解を求め、事業を展開する地域の人々と、共存共栄できるよう努めます。
顧客満足度調査を定期的に実施し、お客様からの苦情に対する適切な対応により、お客様の満足度向上とサービスの改善につなげてまいります。

3. 限りある地球の資源と生物多様性の保全にむけて

私たちは地球上の資源に配慮して、気候変動対策・環境保護・生物多様性保全に取り組み、限りある自然資源を次世代に引き継いでまいります。
事業の運営にあたっては、気候変動を緩和するためのあらゆる策を講じ、紙資源やプラスチックなどの使い捨て消費財の利用削減を図ると共に、サステナブルな製品やサービスの調達を推進してまいります。
企業活動を通して使用される水やエネルギーの利用量を削減するとともに、より環境負荷の低いエネルギー源の利用を進めてまいります。
リサイクルやプロセスの見直しなどを通して、廃棄物や排水・排ガスの排出を削減するとともに、有害物質の除去に務めます。
排出物は、事業活動を行う国や地域の基準に沿って適切に処理します。
また生物多様性保全にむけ、動植物の違法な取引禁止や動物福祉の考え方も踏まえ、国際的、または事業活動を行う地域で保護されている動植物に影響のある事業に関わりません。

4. 地域社会におけるサステナビリティの推進

私たちはサステナブルな地域社会の発展にむけ、最大限貢献してまいります。
お客様・各事業パートナーと共に、その土地の慣習や倫理観、人々の暮らしを尊重しつつ、コミュニティの発展を支援します。
包括的な地域づくりに貢献できるように、年齢・ジェンダー・SOGI・国籍・思想信条・障がいの有無などに関わらず、誰もが活躍できるよう、ダイバーシティ＆インクルージョンの考え方に基づく合理的配慮とエンパワメントを推進してまいります。
また、地産地消を推奨し、地域に根差した有形無形の文化や、地域に継承される知識・技術を大切にし、その価値を毀損せず、価値を高めることを目指します。
人々の交流を通した地域経営や人財育成のソリューションを提供し、持続可能で豊かな地域づくりに寄与します。

5. バリューチェーンと連携したサステナブルなサービスの提供

私たちは事業パートナーの皆様とそこで働く人々をサステナビリティ推進における重要なパートナーであると考えています。
お客様の利便性、快適性、娯楽性や審美性、そして経済性に配慮しながらも、事業サービスを提供する地域の暮らしや文化、自然環境や生物多様性、水やエネルギーなどの天然資源、地域社会の文化や慣習に対して当社事業が与える影響を留意し、各事業パートナーと共にサステナブルな事業を推進していきます。
実践に際し当社のサステナビリティ方針を各事業パートナーの皆様と共有し、その理解促進に努め、提供する事業サービスがサステナブルなサプライチェーンとなるように働きかけます。
また事業パートナーの皆様がサステナブルな取り組みを実施している場合は、JTBグループは進んでこれを選定し、お客様に推奨・提案します。

6. 安心して働けるサステナブルな職場環境を目指して

・JTBグループはあらゆるステークホルダーの人権を尊重し、いかなる強制労働や児童労働にも関わらず、当グループおよび事業パートナーの従業員が安心して自分らしく働ける環境整備を目指し、労働の安全衛生環境を改善します。
・バリューチェーン全体で、商業的・性的・その他あらゆる形態の搾取やハラスメントの撲滅に向けて取り組み、特に女性や子ども、社会的少数者の権利を尊重します。
・多様性を重んじ、公正・公平な対応を心がけ、デジタル化とテクノロジー活用を推進し、すべての従業員の健康とQOL（Quality of Life）に配慮します。
・従業員の不満及び期待に常に耳を傾け、社内外の苦情や通報に公正に対処し、職場環境の改善に活かします。
・また、各事業パートナーへサステナビリティに関する教育・研修等の機会を積極的に整備し、主体的な取り組みを促します。